保険相談〜生命保険や医療保険の保険見直しはなぜ必要か?
私たちは誰も将来を正確に予測することはできません。「転ばぬ先の杖」ということわざの通り、医療保険や生命保険に加入し、不測の事態に備えるのは賢い選択だと言えるでしょう。
しかし、保険のしくみは複雑で難しく、自分が加入している生命保険や医療保険の保障内容を正確に把握していない人もいて、保険相談の専門家からすると必要ではない保険に加入していたり、いざという時に補償を受けられない保険に加入している事もあると言います。
医療保険や生命保険の医療特約で高額の補償が必要ではない理由
急性心筋梗塞や脳梗塞で入院するとなると、医療費に200万〜300万円はかかると言われています。
心筋梗塞や脳梗塞、ガンなどの大きな病気にかかった場合、お金が足りないので適切な医療を受けられないとしたら、それはとても残念なことです。
万が一の事態に備えて医療保険を購入したり、生命保険に医療特約を付けておくのは賢いことです。しかし、その保障は本当に必要でしょうか。
日本では健康保険制度が充実しており、ほとんどの人が自分の健康保険証を持っていて、わずかな自己負担で適切な医療を受けられるようになっています。
あまり広く知られていませんが、健康保険には高額療養費制度が含まれており、各世帯の収入によって毎月負担する医療費の上限が決められていて、大きな病気で医療費がたくさんかかってしまった場合は、後から払い過ぎた分を返してくれる仕組みがあります。
万が一のことを考えると不安になりますが、日本は医療面のセーフティーネットがしっかりしています。高額療養費制度のしくみをしっかり理解した上で、プラスアルファを民間の保険でまかなうのが賢い方法です。
高額療養費制度の使い方
高額療養費制度を利用するには、診察を受けた翌月の1日から2年の間に自分で手続きをしなければなりません。病院や市役所から、高額療養費制度の利用を勧める案内が来ることはありませんので注意が必要です。
会社勤めをしている人は保険証に書かれている保険協会に電話して手続き方法を聞きましょう。会社の総務部が手続きを代行してくれることもあります。
会社勤めをしていない人で国民健康保険に加入している人は、市区町村役場の窓口で高額療養費制度を利用したいと伝えましょう。申請して3カ月後くらいに払い過ぎた医療費が戻ってきます。
保険見直しの無料相談を行っているサイトや店舗はいろいろありますので、毎月の保険料を負担に感じる人は一度相談してみるのも良いでしょう。