医療保険や生命保険医療特約の保険をどう見直せばよい?
医療保険や生命保険は、万が一の事態に備えて加入するものですから、保障が多ければ多いほど安心感は膨らみます。しかし、保障は無料で付いてくるものではありません。
保障が多くなれば毎月の掛金も多くなりますから、生活費のやりくりや計画的な貯蓄に影響が出ることもあります。ムダな保険料を払っていないか、定期的に保険相談などを利用して保険見直しをするのは大切です。
保険の見直しポイント:その保障は本当に必要か
入院給付金や手術給付金以外に、女性疾病入院給付金や生存給付金など特典がたくさん付いている保険には、お得感があります。しかし、その保障は本当に必要でしょうか。
日本の健康保険制度は高額療養費制度などセーフティーネットがしっかりしており、いざという時にお金が足りないから適切な医療が受けられないということにならないよう、しっかり守られています。
乳がんや子宮がんなどの女性特有の疾病でも高額療養費制度は利用できますから、極端に心配する必要はないのです。
定期的に生存給付金をもらえるのは嬉しい気がします。しかし、実は保険会社からお金をもらっているのではなく、自分が支払っている保険料の中から保険会社の経費と利益を引いた分を定期的に受け取っているだけなのです。
生存給付金付きの医療保険や生命保険の掛金は高額であることが多いですから、生存給付金を3年ごとに15万円ずつ受け取りたいのであれば、3年間毎月4,170円ずつ銀行で積立預金をしていくほうがずっとお得なのです。
高額療養費制度でカバーできないところを医療保険などでカバーするのが正解
健康保険や高額療養費制度を利用すれば、医療保険や生命保険の医療特約は全く必要ないかと言われると、そうでもありません。
高額療養費制度では、入院中の食事代や、大部屋から一人部屋に替えてもらった時に発生する差額ベッド代は、保障の対象外になってしまうからです。
病気の時はナーバスになりがちですから、できれば一人部屋で治療を受けたいと思っている方は、入院保障の厚い医療保険などに加入しておくと安心です。
また、がんの治療などに使われる先進医療費も高額療養費制度のカバー範囲外になってしまいますから、万が一の時は先進医療も試してみたいと思っている人は先進医療特約の付いているがん保険などに加入しておくのも良いでしょう。
いろいろな保険商品の中から自分にぴったりの商品を探すには、保険見直しの専門家に相談するのがおすすめです。保険見直しの無料相談をしてくれるサイトや店舗もあります。