生命保険・医療保険〜終身型と定期型ではどちらがお得?
生命保険や医療保険には、大きく分けて貯蓄も兼ねた終身型と掛け捨ての定期型があります。
保険を掛け捨てにするのはもったいない気もしますが、終身型は定期型よりも保険料が高めです。必要な保障を無駄のない掛け金で受けるには、終身型と定期型のどちらを選ぶのがお得でしょうか。
生命保険・医療保険はシンプルな掛け捨てがおすすめの理由
お金は想定外の事態が起こった時に自分や家族を守ってくれます。お金で解決できることはいろいろありますから、生命保険や医療保険に入っておけば安心です。
しかし、年齢とともに病気になるリスクが高まることを考えると、若いうちは医療保険に多額のお金を掛けるのではなく、キャリアアップやマイホーム購入などのためにお金をプールしておきたい人もいるでしょう。
掛け捨ての定期型保険は終身型保険よりも掛け金が安いので、より多くのお金を家計費や貯蓄に回せるというメリットがあります。
また、若いうちは結婚したり子どもが生まれたりと、家族構成が変化することが多く、その度に必要とする保障も変わります。特に生命保険は加入者自身のためではなく、加入者の家族のための保険です。
まだ結婚しておらず、親にも十分な収入があって、加入者が亡くなったり働けなくなったりした場合に経済的に困る人がいなければ、そもそも生命保険に加入する必要はないのです。
必要な保障を必要な額でと考えると、長期的予測を求められる終身型保険よりも定期型保険の方が満期ごとに保険見直しがしやすく、その時々の自分や家族の必要にぴったり合った保険をアレンジしやすいというメリットがあります。
終身型に入った方が得になるケースとは?
定期型の保険にもデメリットはあります。若くて健康なうちは、どんな保険にも入れたかもしれませんが、病気になってしまったら新しい保険に入るのは難しいことも考えなければなりません。
また、定期型保険の場合、年齢が上がるにつれて保険料もだんだん高くなっていき、60歳以上は加入できないなど年齢制限を設けている保険商品もあるので注意が必要です。
若いうちに終身型保険に入っておけば、支払う保険料は基本的に変わらず、途中で病気になっても契約した保障は一生涯続くというメリットがあります。
終身型と定期型のどちらにもメリットとデメリットがあり、どちらが得になるかは加入者の年齢や家族構成、状況によっても変わってきます。
いざという時に本当に役に立つ保険に加入しておくには、資産運用の専門家のアドバイスが役立ちます。無料相談に対応している保険相談所もありますので、一度相談に行ってみるのはいかがでしょうか。