生命保険・医療保険は掛け捨て型が貯蓄型か?保険相談の見直しで節約するメリットは?
種類の特徴
医療保険・生命保険には、大きく分けて掛け捨て型と貯蓄型の2種類があります。新たに保険に加入する場合はもちろん、契約更新や見直しの際にもこの2つのうちどちらが適しているのか、よく検討したうえで判断する必要があります。
基本的に生命保険・医療保険は、期間を定めたうえで加入するものです。その契約期間中に病気や怪我による入院・治療、さらに事故などによる死亡、後遺症などのトラブルに見舞われた場合に、保険金を受け取ることになるわけです。
だからこそ、契約期間が切れた際の更新・再契約が、保険見直しの際の非常に重要なポイントになったりするわけですが、契約期間が終わったときに「得だった、損だったか」も大事な点です。
保険というのはいざというときのための備えとして加入するものですから、何もないに越したことはないわけです。
ただその一方、契約期間中、幸い怪我や病気に見舞われることもなく過ごすことができた場合、「入らなくてもよかった」と損をしてしまう気分になることもあります。
掛け捨て型の場合、利用する機会が何もなかった場合には契約期間中支払った保険料は戻ってきません。そうした不満を軽減する選択肢として用意されているのが貯蓄型です。
貯蓄型は本当にお得か?
貯蓄型では、契約期間中もしくは一定期間、保障を受けることなく健康に過ごすことができた場合にお祝い金を受け取れたり、満期の際にも満期給付金を受け取れたりなどの制度が設けられています。
つまり「何もなかったら支払った分の一部を返還しますよ」というわけです。そのため掛け捨て型に比べるとお得なイメージがあるのですが、節約という観点からすると必ずしもそうとはいえない面もあります。
こうした給付金・お祝い金が用意されている分、保険料が高くなりますし、実際に病気になってしまい保障が必要になった場合には受け取ることができなくなったり、減額されてしまう場合もあるからです。
そのため、保険にできるだけお金を使わないという意味での節約では、掛け捨て型の方が適しているともいえるのです。
自分の健康状態なども考慮した上で最終的に判断することになりますが、貯蓄型が必ずしも掛け捨て型よりもメリットが大きいとは限らないこと、同じシチュエーションで加入した場合、
どちらの方が経済的な負担が大きくなるのか、契約期間中に病気になったパターンと何もなかったパターンの両方を考慮しながら判断するようにしましょう。保険相談で専門家のアドバイスやシミュレーションなども活用しながら、賢い選択をしたいところです。