保険見直し保険相談〜使わないことが多い医療保険の保障内容は?
医療保険や生命保険の医療特約に、退院祝い金や生存給付金など、ちょっとしたプラスアルファの特典が付いていると何となく得している気分になるものです。
しかし、保障内容が増えると保険の掛け金も上がるのを忘れてはいけません。医療保険や生命保険の医療特約の保障内容の中には、実際にはあまり使われていない保障もあるのです。
意外?!医療保険や生命保険の医療特約で使われていない保障とは?
入院給付金
1日の入院でも保障してくれる保険商品もあれば、1週間以上の入院に限って保障している商品もあります。最近は入院期間をできるだけ短くするように国が指導しているので、1週間以上入院することは少なくなっています。1泊の入院から保障してくれる商品の方が利用頻度は高いです。
三大疾病特約
がん・脳卒中・急性心筋梗塞に限って保障が厚くなる保険です。これらの病気は治療にかかる期間が長く、費用も高額になると言われています。しかし、健康保険に加入していれば誰でも利用できる高額療養費制度と、限度額適用認定証制度を使えるので、数百万円の医療費が必要になることはまずありません。
女性疾病入院給付金
子宮・卵巣など女性特有の病気で入院すると、入院給付金が上乗せされる保険です。しかし、女性特有の病気であってもなくても高額療養費制度は利用できます。
先進医療給付金
先進医療はまだ効果がはっきりしていない医療です。もしかしたら劇的に効くかもしれませんし、高いお金を払ったものの効果はなく、副作用の方が深刻であったという結果になるかもしれません。健康保険が適用になる範囲の医療でもいろいろなレパートリーがあり、先進医療を使わなくても病気が完治する見込みはあります。
なくても困らない保障は付けない
最近は入院日数が短くなり、がんや心筋梗塞などの大きな病気でも通院で治療するケースが増えていることから、通院特約を追加で選ぶ人もいます。
入院前後の通院で1日当たり3,000円がもらえる通院特約を付けると、掛け金は350〜500円ほど保険料がアップします。
さらに、保険金の請求をするには病院の診断書が必要なので、診断書を書いてもらうには1通当たり2,000〜5,000円が必要です。コストパフォーマンスを考えると、特約を付けずに貯金でまかなった方が安くつく場合もあります。
保障内容が多いほど安心感は高まりますが、その分保険料が高くなっていることを見落としてはなりません。
退院祝い金や生存給付金など、なくても困らない保障は付けないのがおすすめです。保険見直しの無料相談をしている保険相談窓口に相談してみましょう。